人は見かけによらないといわれますが、食材も見かけによりません。
その代表格が、シャコ(蝦蛄)です。
名前の由来は、茹でた時にシャクナゲの花に似た紫褐色になることから、こう呼ばれるようになったとか。
シャコは生きているうちに茹でて、旨味を閉じこめるのが一番美味しく、茹でた後に皮をむいて出荷されますから、シャコの姿をご覧になる機会も少ないのではないかと思
います。
シャコの姿をご覧になれば、名前の由来も、上品な味もその姿形からは想像もつかないほどで、びっくりされます。
鮨ネタとしては、横浜市金沢区の小柴産やお愛知県の三河産を主に使っています。
シャコの香りは、エビやカニなどの甲殻類と同じように、ほんのりとした甘みを感じます。
身は肉厚で、噛むとジューシーで豊かな甘みが口の中に広がります。
エビとカニの味を足して2で割ったようなおいしさです。食感はカニに近いかもしれません。
旬は4月から初夏くらいまでと10月〜12月頃の年2回です。
春は卵を抱えた子持ちのシャコが多く出回り、ホクホクとした食感もありますが、個人的には卵のないシャコの身肉の柔らかさと旨味を楽しむ方が好きです。
鮨やなぎでは、卵のないシャコを仕入れてきます。
茹でて甘ダレ(つめ)をつけて、食べるのが一般的ですが、塩で召し上がっても、シャコの香りと旨味が楽しめます。
やはり、日本の旬はうまいです。
シャコはご来店でも出前でもご注文いただけます。ぜひ一度、ご賞味ください。